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それでは、企業の情報セキュリティ・ソリューションの導入状況はどうなっているでしょうか。
今年5月に発表された調査結果によれば、9割以上の企業が「ウイルス対策」を導入、7割近い企業が「ファイアウォール/VPN」を導入している一方で、「スパムメール対策」は約半数の企業、情報漏えい対策ソリューションと関連する「アイデンティティ/アクセス管理」や「その他のセキュアコンテンツ管理」はそれぞれ5割弱、4割弱という結果で、これらが今後、導入が進む可能性を示しています。

ただ、情報セキュリティにはここまでやれば十分というゴールがありません。ウイルス対策だけをとってみても、新たなウイルスに対応していくことや、事業所の増加などに伴い情報システムの利用形態が変わるような場合は個別に対応する必要が生じます。このように、情報セキュリティには、様々な脆弱性を補強する適切な対策を、企業全体の視点から、効果的かつ継続的に講じていく仕組みが不可欠です。さらには、万一被害が発生した場合に備え、いかに被害を最小化するか、そして迅速に復旧させるかという計画も必要になります。
冒頭で紹介したように、企業を取り巻く経営環境が法制度面で変わりつつある状況です。その変化に柔軟に対応する第一歩は、各企業においてどのような情報資産をどのような脅威から守らなければならないのか洗い出し、各種セキュリティ・ソリューションの導入にかける費用に見合う効果が得られるかを検討することにある、といえるでしょう。
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